秋保謹製

野菜パウダー 想像以上に美味しかった乾燥野菜パウダー 2024.1.21

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野菜パウダーの開発

ドライフルーツや乾燥野菜の製造販売を始めたときからやろうとしていたパウダー作りをやっと始めました。国産で無添加の乾燥野菜をパウダーにしたら絶対に美味しくできると思っていましたが、想像以上のものができたので実験途中ではありますが、少しご紹介します。

商品にするかは別として、今回実験したのは、ミニトマト、ニンジンの葉、ちぢみ雪菜の3種類です。ニンジンの葉は去年いただいた間引き人参の葉を乾燥して保存していたものを使いました。これらを乾燥機で乾燥し、ミルで粉末にしました。その際、細かいパウダーと粗目のパウダーを作ってみました。

人参の葉はもともと香りが強めでしたので、パウダーにするとハーブのような香りが際立ちます。料理の香り付に使えそうですね。

ちぢみ雪菜は癖はあまりなく、抹茶のような香りがしました。料理に練りこんでみるのもいいかなという感じです。

最後にミニトマトですが、これが予想を超える美味しさでした、もちろんトマトの味をしっかり感じるのですが、それだけではなく、塩をいれたわけではありませんが、塩味のような味もします。もしかしたら、トマトに多く含まれる代表的なうま味成分「グルタミン酸」が濃縮されて、トマトの甘味や酸味とグルタミン酸がそれぞれ際立ってちょうど良いバランスになっているのかもしれません。

レシピ作り

そのまま味見していると無限に食べてしまいそうでしたので、先日ご紹介したパリおにぎりのレシピのドライトマトの部分を、トマトの野菜パウダーに変えてお昼ご飯にしました。おにぎりに旨味+塩気が追加され、さらに美味しいパリおにぎりができました。

実はこの野菜パウダーの材料のミニトマトは、高糖度の甘いトマトを使っています。生で食べても甘くて美味しいトマトだからこそ、この味になっているかもしれません。このミニトマトでドライトマトの商品化も準備中です。

野菜パウダー作りもBLUE BLUEBERRY FARMのコンセプト「もったいないとなんとかしたい」でやりたいと考えています。ドライフルーツ生産ではできる限り規格外の農産物を材料に使っています。ただ、ドライフルーツを生産するときにも商品にできない欠片のようなものが出てしまいます。それを野菜パウダーにして農産物を無駄なく最後まで使い切ってスッキリしたいと思っています。