ドライフルーツで作るフルーツティーの開発記|砂糖なしで甘いお茶をつくるまで
フルーツティーというと、香りの良い紅茶をイメージする方も多いと思います。ですが、BLUE BLUEBERRY FARMのフルーツティーは少し違います。
使っているのは、ドライフルーツだけ。砂糖も香料も使わず、果物そのものの甘さと香りで楽しむお茶です。
このフルーツティーは、最初から開発していた商品ではありませんでした。実は別の商品を作っている途中で生まれたアイデアから始まったものです。今回は、BLUE BLUEBERRY FARMのフルーツティーができるまでの開発の話を書いてみたいと思います。
サングリアベースの開発から生まれたフルーツティー
最初に開発したのは、「飲むドライフルーツ」としてのサングリアベースでした。
ワインにドライフルーツを入れて作るサングリアは、果物の香りや甘みがゆっくりと溶け出し、時間とともに味わいが変わっていく飲み物です。ドライフルーツを入れるだけで、ワインに自然な甘みと香りが広がる。この楽しさを、もっと手軽に体験できる商品にしたいと思い、サングリアベースの開発を始めました。
サングリアベースの記事はこちら
リンゴ、オレンジ、ミカン、ベリーなど、さまざまなドライフルーツを組み合わせて試作を繰り返していると、あることに気づきました。
ドライフルーツは、お湯に入れてもとても良い香りがするということです。
「これをお茶として楽しめるのではないか」
そうして生まれたのが、フルーツティーのアイデアでした。
開発でこだわったのは砂糖や添加物を使わないこと
フルーツティーの開発で、最初に決めたことがあります。
砂糖や添加物を使わないこと。
フルーツティーという名前の商品は、世の中にたくさんあります。実際にいろいろなメーカーのフルーツティーを買って飲んでみました。
ですが、飲んでみて感じたのは少し意外なことでした。
見た目はカラフルで、香りもフルーツらしい。けれど実際に飲んでみると、果物の甘さがあまり感じられないものが多かったのです。
香りはフルーツなのに、味は少し物足りない。もう少し果物の味が出てもいいのではないか。そんな印象を持ちました。
もちろん、商品としては飲みやすいバランスなのだと思います。ですが、自分たちが作るなら、もっと果物を感じられるお茶にしたいと思いました。
そこで決めました。
ドライフルーツだけで、しっかり果物の味がするフルーツティーをつくろう。
砂糖も使わない。香料も使わない。添加物も使わない。果物そのものの甘さだけで作るフルーツティーです。
課題はドライフルーツの量と抽出時間だった
試作を続ける中で、いくつかの課題が見えてきました。特に大きかったのが、ドライフルーツの量と抽出時間でした。
最初のテストでは、少量のドライフルーツで試していました。お湯を注ぐと、ほんのりとフルーツの香りは出ます。
しかし、実際に飲んでみると「フルーツのお茶」というより、「香りのするお湯」のようになってしまうのです。
そこで、ドライフルーツの量を増やしてみました。すると、味が大きく変わりました。お湯の中に果物の甘みや酸味が溶け出し、飲んだときにしっかりと果物を感じるようになったのです。
さらに、抽出時間も重要でした。
ドライフルーツは乾燥している分、水分を吸いながらゆっくり味を出します。そのため、短い時間ではまだ十分に味が出ていないことが多いのです。
試作を重ねた結果、ひとつのシンプルな結論にたどり着きました。
果物の味をしっかり出すには、ドライフルーツをしっかり使い、時間をかけて抽出すること。
とてもシンプルな方法ですが、これが一番おいしいフルーツティーになる方法でした。
おすすめの飲み方は保温用のマイボトル
BLUE BLUEBERRY FARMのフルーツティーは、1回分のドライフルーツで約300mlのお茶を作れる量になっています。
カップやポットでも作ることができますが、おすすめしている飲み方があります。それは、保温用のマイボトルで作る方法です。
ドライフルーツは、お湯に浸けている時間が長いほど、果物の甘みや香りがゆっくりと溶け出していきます。短時間でも香りは楽しめますが、時間をかけるほど味は濃く、そして甘くなっていきます。
そのため、ティーカップで短時間抽出するよりも、保温用マイボトルに入れて半日くらいかけてゆっくり飲む方法をおすすめしています。
朝、ドライフルーツとお湯をマイボトルに入れておくと、時間とともに味わいが少しずつ変化していきます。半日ほどかけてゆっくり抽出すると、果物の甘みや香りがしっかりと広がり、より濃いフルーツティーになります。
時間とともに味が変わっていくのを楽しみながら飲む。そんな飲み方も、このフルーツティーの魅力のひとつです。
パッケージも嬉しい声をいただいています
このフルーツティーは、パッケージを褒めていただくことも多い商品です。
瓶の絵柄がデザインされたパッケージに、ラベルはマスキングテープ素材を使っています。少し透ける質感があり、やわらかくナチュラルな雰囲気に仕上がっています。
とてもシンプルなデザインですが、その素朴さややさしい雰囲気が、フルーツティーのイメージに合っているのかもしれません。
果物そのものの力を引き出してできたフルーツティー
このフルーツティーの開発は、とてもシンプルな発想から始まりました。
サングリアベースの開発の途中で生まれたアイデア。そこから試作を重ね、ドライフルーツの量や抽出時間を調整しながら少しずつ形になりました。
特別な材料を加えるのではなく、果物そのものの力をどう引き出すか。それを考え続けてできたのが、このフルーツティーです。
BLUE BLUEBERRY FARMでは、これからも果物の魅力をそのまま楽しめる商品を作っていきたいと思っています。このフルーツティーも、そのひとつの形です。