富谷市で高橋ブルーベリー園を営む、高橋敏雄さん。（右はBLUE BLUEBERRY FARM園主）

BLUE BLUEBERRY FARM園主のブルーベリーの師匠でもあります。

BLUE BLUEBERRY FARM園主が語る、高橋敏雄さん

25年以上にわたって富谷市でブルーベリー栽培を続ける高橋敏雄さんのもとで、研修を続けています。初めて会ったのは、2021年の冬。ブルーベリーの栽培についてアドバイスをもらえそうな人を探していて、紹介してもらいました。

僕が事前に想像していた以上に、ブルーベリー栽培は大変でした。高橋さんも初めは僕が本当に続けていけるのか心配していたようでしたが、徐々に高橋さんの圃場の作業を任せてもらえるようになりました。髙橋さんは僕の作業をチェックして、丁寧で具体的なアドバイスをくれます。一緒に木を見て、説明を受ける。動画や本で勉強するだけではなく、実際にやってはじめて覚えられることもあるのだと、体感しました。

髙橋さんはとても真面目な人。周りからも聞くし、僕もそう思います。
印象に残っているのが、「（ ブルーベリー栽培は）そんなに甘くねえんだ」という言葉。25年の経験をもってしてもなお、ストイックに畑と向き合い続けている。毎年実が大きく甘くなるかどうかは実際にできてみないとわかりません。美味しいブルーベリーを収穫するためにできるだけの準備をする。その手を抜かない姿勢を尊敬しています。

高橋さんの畑はとても綺麗です。畝の整い方に、葉の色やハリ。初めて会ったときから畑の美しさが変わっていない。一本一本の木を丁寧に見ているのが伝わります。僕も高橋さんのように、真面目だと思ってもらえるように、そしてそれを僕の畑から想像してもらえるように、ブルーベリーを育てていきたいです。

取材・文/園レポーター　むーちゃん