トマトの生産者、佐藤茂さん。
できるだけ手を加えずに育てる、「ソバージュ栽培」を採用しています。
「ソバージュ」とは、「野性的」という意味。
温室にのびのびと育つトマトは、踊っているようにも見えます。

40年以上にわたって農業を続ける茂さんが、畑で育てている作物は100 種類以上。
育てる作物をどうやって決めているのか尋ねると、「食べたいもの」と、シンプルな答えが返ってきました。
「自分の畑は、何を作っても美味しい」と、自信をもって語る茂さん。
その畑で育ったトマトを、ドライにしてお届けします。

茂さんの作るトマトは、化学肥料を使っていません。
「それが分かる人に、自分のトマトを食べて欲しい」と茂さんは話します。
肥料の存在は、茂さんにとっては雑味。
茂さんのトマトの味が、本来のトマトの味わいだと言うのです。

かつて茂さんは、近所を回って野菜の宅配を行っていました。
「こういう風に作っています」と直接お客さんに説明することで、信用を得ていたそう。
時代が変わり、生産者と顔を合わせる機会がなくなりつつある今、そのような信用をつなぐ機会はあるのでしょうか。
ブルーブルーベリーファームを通して、茂さんのトマトのことを、信じてみませんか。

取材・文/園レポーター　むーちゃん
食と書くことが好きな大学生。好きな作家は千早茜さん。