材料の農産物とドラフルーツ作りへの想い
農業に関わるまで、それほど果物味や野菜の味が気になる方ではありませんでした。というか気にしていませんでした。果物は甘く、野菜はそれぞれの野菜の味がする、ただそれだけのことだと思っていました。でも、農業に携わることで、実際には品種や栽培方法、手の掛け方で、味に大きな違いがあることを知りました。
ドライフルーツ作りで感じるのは、育てた果物や野菜の味がそのまま凝縮される、ということです。乾燥方法にもよるのかもしれませんが、甘い果物はより甘く、酸味もより強く味にあらわれます。逆に生の状態で味がはっきりしないものは、ドライにしてもそれほど特徴が出るわけではありません。
なので、化学肥料や農薬を出来るだけ使わず、そして手間暇と丹精を込めた作った農産物を材料にし、できるだけその青果の味を際立たせたドライフルーツ、乾燥野菜を作るよう、乾燥温度や時間を何度も何度も試しながら日々商品を作っています。そこに砂糖や添加物等を入れてドライを作るのは、農産物の味を変えてしまうような気がして、とても躊躇してしまいます。
そして、できれば地元で栽培された農産物を使いドライフルーツ、乾燥野菜を作り、それを地元仙台のお客様に多く食べてほしいと思っています。
また、地元産以外の農産物でも特徴がある栽培をされている農家さんや、地元以外のお客様とのつながりも願っています。県外の美味しい農産物を地元の方にたくさん届けたいですし、地元の農家さんと遠くの消費者さんをドライフルーツ、乾燥野菜という商品で「つなぐ」ということにも大きな価値を感じるからです。材料を提供してくださる農家さんがどんな想いで生産しているかを出来る限りお伝えしていければ、「つなぐ」ことの役割を果たせると思っています。農産さんの紹介ページはこち
仕入れ先農家のお一人 大滝自然農園の佐藤茂さん
商品や試食品を食べてもらったとき「こんなに美味しんですね!!これまで食べてきたドラフルーツとは全然違います」とか「思ったよりしっとりしていて、果物をそのまま感じますね!」と、感想をいただいたとき、「嬉しい」という気持ちもありますが、むしろ「農産物の味を上手く届けられた。よかった」とほっとします。
そんな青果の味が凝縮された、砂糖不使用、無添加のBLUE BLUEBERRY FARMのドライフルーツ、乾燥野菜をぜひ食べてみてください。