秋保謹製

農園ができるまで 開墾記録10・灌水設備設置「おぉーー」 2023-11-10

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2023/05

長く終わりの見えない作業だった畝づくりがやっと終わりました。その日は平日で一人での作業でしたが、作り終わった780個の畝を見渡すとフルマラソンのゴールをしたくらいの達成感がありました。

しかし、まだ苗を植えることはできません。畝の一つ一つに水やりができるように、タンクからパイプとチューブを繋いで苗の根元に水を届けます。そのために、灌水資材のメーカーさんと何度も打ち合わせをし、圃場の広さとポンプの圧力からパイプの径や長さを計算してもらい必要な資材を準備しました。また、仙台高専の先生と学生さんの協力を得て、スマホから自動で灌水ができる仕組みを導入することができました。

実際の設置作業で一番大変なパイプの設置は、叔父叔母が手伝ってくれました。というより、全部やってくれました。二人ともこんな作業はやったことがない素人でしたが、元エンジニアの叔父の正確な作業と叔母のサポートで完璧なパイプの設置ができました。結局、ぼくはバックホーで埋設の穴を掘っただけでした。でも、ぼくがやっていたら曲がりくねった水漏れだらけのパイプになっていた自信があります。

このパイプ設置の後、チューブを畝に這わせ、畝ごとに灌水パーツを取り付ける作業は妻と息子、そして妻の妹の協力で無事完成。初めて水を出した時も平日でまた一人でしたが、富士山に登頂した時の「おぉーー」という感動でした。

やっと定植ができる。しかし、もう6月になってしまった。本当は4月に定植したかったのに。

せめて梅雨の前には定植を。ゆっくりしてはいられない。ハウスの苗たちを早く広い圃場に移動しなければ。